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兵庫「朝鮮学校を支えるおんなたちの会」、県下各校にテント寄贈


 兵庫県の「朝鮮学校を支えるおんなたちの会」(山村ちずえ会長)が、県下に13校ある全ての朝鮮学校にテント各1式を寄贈した。同会の役員らが1日に各初級学校、3日に各初中級学校、5日に高級学校で行われた入学式に参加し、校長らに目録を手渡した。

 今回、各校に寄贈されたテントは、同会が今年1月に「兵庫朝鮮学園オモニ会連絡協議会」に贈った177万円で購入された。

 同会は、阪神・淡路大震災で甚大な被害を被った県下の朝鮮学校の復興支援を目的に、神戸市議や市民が呼びかけ人となって1995年7月29日に発足した。民族教育の歴史、内容、現状を知るための学習会などを開く一方、毎月第1土曜日にJR元町駅で、朝鮮学校の処遇改善を求める署名やカンパを募った。街頭宣伝には各校オモニ会のメンバーも参加し、昨年8月までの2年間、休むことなく行われた。

 96年7月には震災で校舎の建て替えを余儀なくされた東神戸朝鮮初中級学校に500万円、伊丹朝鮮初級学校に200万円を寄付。この間に集めた8000人分の署名も昨年、県と神戸市にそれぞれ提出された。