金剛山歌劇団、今年の演目を披露

　金剛山歌劇団が３月２５日、１９９８年度演目試演会を東京・昭島市民会館で行った。総聯中央の金守埴副議長と朴鍾相文化局長をはじめ関係者らが観覧した。

　試演会では、在日同胞の祖国への思いを歌と舞踊を織り混ぜて表現した「カゴパ（行きたい）」のほか、舞踊７、歌５、民族楽器であるチャンセナプの独奏１の、計１４の演目が披露された。

　舞踊では、水汲みの壺を頭に乗せて踊る場面が特徴的な「泉のほとりで」、シンバル状の楽器を打ち鳴らす勇壮な「パラチュム」や手に付けた鈴をリズミカルに鳴らす、躍動感溢れる「チェンガンの舞」、朝鮮将棋を打つ昔の男性たちの姿をユーモラスに表現した「将棋遊び」、伝統的な農楽の舞である「ウリ民族が最高」など、民族色の濃い演目が多いのが特徴だ。

　民謡やオリジナル曲を交えた歌の演目も、ギター１本の弾き語りや楽団をバックにした３重唱、５重唱などバラエティーに富んだ編成で飽きさせない。

　これらの演目は、６月２７日の京都を皮切りにスタートする本公演の全国ツアーで披露される（スケジュール別表）。

９８年度ツアースケジュール

※予定は４月３日現在。問い合わせは各都道府県の総聯本部へ