東神戸で「同胞法律相談の日」/震災支援制度など説明
東神戸高麗倶楽部(ロ・グァンレ会長兼総聯東神戸支部委員長)主催の「東神戸同胞法律相談の日」が3月28日、神戸市の総聯東神戸支部で行われた。
同倶楽部は、東神戸地域に住む同胞の親睦を深め、民族自主意識と民族性、文化的素養を高めることを目的に93年に結成された総合的な文化センター。朝鮮語講座をはじめ登山会やゴルフ、チャンゴなど、13の愛好会・文化教室を運営、文化セミナーを開くなど多彩な活動を行っている。
法律相談を行うのは昨年の秋に続いて2回目。今回は「阪神淡路大震災復興基金の主な義援金」と「海外旅行の手続き」をテーマに講演会形式で行われた。兵庫同胞生活相談センターの千モ豪副所長とビップ航空サービスの宋文石社長がそれぞれ講演し、20人の同胞が参加した。
まず千副所長が、数多い公的な震災復興基金事業の中から、とくに同胞被災者に関連すると見られる「生活再建支援金」「中高年自立支援金」「高齢者住宅再建事業補助制度」など8つの事業を選んで支給金額や対象、要件など各事業の内容を説明した。次に宋社長が朝鮮籍でも海外旅行に行けることを強調。パスポートや再入国許可証の取得など手続きの内容と方法について細かく解説した。
参加者らは配られた資料を一つ一つチェックするなど、真剣に話に聞き入っていた。
説明の後には個別相談の時間も設けられ、講演した両氏と、兵庫同胞生活相談センターの趙富雄所長が応対した。
次回は9月20日に開く予定だ。