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共和国各地で野菜の種まき/平壌市寺洞区域五柳国営農場、70%の農地で3毛作


  【平壌発=本社記者李賢奎】 年初から営農準備を行ってきた共和国各地の農村で、一斉に種まきが始まった。

 気象水文局のリ・ジョンウ所長によると、今年はとくに「平壌市、海州市などの各地方で、2月17〜28日の間に日照気温が観測以来、最高を記録する日が続き、西海岸では完全に雪解けした。これは平年に比べて20日、昨年より14日も早い」と言う。そのことから種まきを早く行えば、2毛作、3毛作も可能だ。

 400ヘクタールの野菜畑を所有し、市内8つのキムチ工場に白菜を出荷している平壌市寺洞区域五柳国営農場でも種まきが始まった。

 野菜3作業班1分組は、国の経済事情は厳しいが、代用肥料など使ってここ数年計画を達成している。昨年は計画を211%達成。

 白菜栽培を基本に行っている同分組のリ・ボクシル分組長(46)は、「今年は農耕地5.4ヘクタールのうち、70%の土地で3毛作を実施する。白菜を基本にしながらキャベツ、キュウリ、ナス、トマト、大根、ホウレン草など21種の野菜を植える」と語っていた。