ニュースフラッシュ
南「国防相」の「北の脅威」発言非難/朝鮮中央通信
金融危機招いた金泳三を調査へ/南監査院
平壌で春季植樹運動連合決起集会
農民同盟結成70周年報告会も
南北改善には民族自主政策必要/祖国平和統一委員会部長
南が米国武器輸出対象の2位に/米紙が報道
民主労総、雇用安定策を採択/定期代議員大会
11日発朝鮮中央通信は、南朝鮮新「政権」の「国防部長官」が「北の現実的安保脅威」に対する「確固たる軍備態勢の維持」について発言したことに言及し、次のように非難した。
南の歴代軍部首脳はみな率先して共和国を挑発してきたが、彼も前任者の好戦性をそのまま受け継いだのではないかと疑わざるを得ない。北の同族を敵視して反北対決戦争策動を繰り広げ、南北対決状態を極限まで追い込んだ「文民」独裁の軌道が、「政権」が代わってもまったく修正されていないことに憂慮を禁じ得ない。 (朝鮮通信)
南朝鮮監査院は11日、深刻な通貨・金融危機を招いた責任者、金泳三の調査に本格着手したと明らかにした。危機を認識した時期などの質問書面が9日に金泳三に届いており、本人が作成した回答が16日ごろに監査院に送られる予定。
春季植樹を大衆運動として力強く行うための勤労団体連合決起集会が10日、平壌で行われた。朝鮮職業総同盟の朱成一委員長が報告し、植樹デーと植樹月間を機に様々な樹木を多く植え、都市や農村、市街地、職場などを緑地化することについて指摘した。(朝鮮通信)
農民同盟結成70周年記念中央報告会が9日、平壌で行われ、李鐘玉、洪成南の両氏をはじめ関係部門の活動家や農業勤労者が参加した。金仲麟書記が報告し、農業生産を画期的に増やして食糧問題を完全に解決することは農業勤労者同盟と農業勤労者に任された課題だと強調し、党の農業第1主義方針に従って今年の農業での課題について指摘した。(朝鮮通信)
祖国平和統一委員会書記局の崔成益部長は労働新聞7日付掲載の寄稿文で、悪化した南北関係を改善して統一の展望を開くには、南朝鮮で主体性と民族性を生かし、外勢支配と外勢依存を排して自主の道に進まなければならないと指摘した。
崔部長は、民族自主は南北が7・4共同声明で確約し、南北合意書で再確認した統一の根本原則だと述べ、関係改善のためにはまず、双方がともに民族の力を信じ、民族に依拠する民族自主の立場を堅持しなければならず、一方が外勢に依拠すれば自主的な対話相手にはなり得ないと強調した。(朝鮮通信)
南朝鮮が昨年1年間に8億5000万ドル相当の米国製武器を購入し、米国の武器輸出対象第2位となったことが、ワシントン発の「武器取引ニュース」4日付報道で明らかになった。報道によると、購入総額が多いのはエジプト、南朝鮮、スペイン、サウジアラビアの順で、アジアでは南朝鮮が一番の「お得意先」となっている。
南朝鮮の全国民主労働組合総連盟は3日、1998年度定期代議員大会を開き、今年度の賃金団体協議での闘争方針などを討議した。労使同人数による雇用安定委員会の結成、経営上の理由による整理解雇の制限など、協議の指針とする10項目の要求案が採択されたほか、雇用安定・社会改革闘争本部を新たに発足させることが決まった。