同胞結婚相談ネットワーク/出会いのチャンスを
喜びと期待に応える/北陸センター所長 朴炳千
北陸センター管下には福井、石川、富山の3県が含まれるが、他地方に比べて同胞数も少なく、同胞青年たちの新たな出会いの場は皆無に等しい。また世代交替に伴い高齢化が進み、自ら仲介人を買って出て同胞結婚の成就に寄与していた1世の数も少なくなった。
そんな時だからこそ、センター開設の知らせに多くの同胞が喜び、大きな期待が寄せられた。噂はあっという間に広がり、電話や訪問による様々な相談が、所属や思想を問わず幅広い同胞から寄せられている。当センターでは、1ヵ月に2回ずつお見合いをアレンジしてきた。
同胞社会の中で民族性を守るうえで、結婚問題が最も深刻な問題だと言っても過言ではない。同胞の役に立てることを誇りに思いながら、今後も奮闘していきたい。(TEL0776−23−6634)
会員の長所を生かして/愛媛相談所所長 金恵仙
愛媛相談所の開設から3年が過ぎた。私たちはこの間、まず同胞の本音に耳を傾け、その要求に応えるにはどうすべきかについて日々、研究を重ねてきた。その姿勢が今、同胞たちから評価されているようだ。
経験と成果も蓄積された。会員と面談する時は、彼らの長所を探し出し生かすように心がけている。
また県下の結婚に関する情報をすべて相談所に集めるシステムを完全に確立したことで、恋愛結婚の青年たちの場合でも、式場の紹介など結婚までの準備を滞りなく進められるよう手助けできることになり、相談所を頼りにする同胞の幅がさらに広がっている。
同胞たちには、民族そのものを好きになってもらいたい。日増しに高まる同胞結婚へのニーズに応えるため、今後も努力を続けたい。(TEL089−933−1617)
中高年や再婚者も/大分相談所副所長 安栄仙
大分は広く、他地方に比べて同胞数が少ないため、同胞どうしが出会う場は極端に少ない。さらに、世代交替が進む中で考え方も変わり、好きになってしまえば日本人との結婚も仕方ないという意見が2世の間でも出るようになった。
当相談所では昨年2月の開設以来、毎月1組ずつお見合いを企画し、同胞たちに出会いの場を提供してきた。大分だけでは独自のイベントを企画することは難しく活動にも限りがあるので、近隣の福岡や近畿の相談所が主催している「出逢いのパーティー」に参加するよう手配するなどの努力も重ねてきた。
思想や所属団体は一切問わず、また若者だけでなく中高年や再婚者も含めたすべての同胞に素敵な出逢いを提供するため、1人ひとりに誠心誠意、対応していきたい。(TEL0975−37−7979)