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5月に青商会「ウリ民族フォーラム98」


公開討論やコンサートなど東京で開催

 青商会の「ウリ民族フォーラム98」(主催=東京都青商会・同実行委員会)が5月9〜10日、東京で開かれる。

 「ウリ民族フォーラム」は青商会が結成翌年の96年以来、毎年開いている全国的規模のイベントで、開催地の地方青商会が主催する。96年は北海道、97年は山口で開かれた。

 東京都青商会が主催する今回は「この笑顔を応援します」を合い言葉に、フォーラムとコンサートの2部仕立てで行われる。

 結成以来、30代の若者が中心となって21世紀に向け「豊かな同胞社会」を築くことをテーマに様々な活動を行ってきた青商会。その1つの結晶として、21世紀の主人公である子供たちのために何かできることはないだろうかと、東京都青商会役員らを中心とする実行委員会で議論を重ねた末、このような企画が生まれた。

 9日午前から午後にかけて東京朝鮮文化会館で開かれる第1部のフォーラムでは、「21世紀へのメッセージ――『豊かな同胞社会』とは」をテーマにパネルディスカッションが行われる。

 同日夕、新宿厚生年金会館で開かれる第2部のコンサート「この笑顔を応援します」では、都内初中高級学校生、青商会会員と若いオモニたち、東京朝鮮歌舞団、東京朝鮮吹奏楽団、民族楽器重奏団などが出演し、歌や踊り、漫談など多彩な演目を披露する。ラストでは、この日のために作られたオリジナルのテーマソング「明日の主人公たちへ」を、子供たちが合唱することになっている。

 東京都青商会では、地域会長会議でフォーラムの内容に関する話し合いを重ねる一方、準備過程を通じて会員らの横のつながり、地域組織間の連携を強化する方向で具体的な事業計画を進めている。とくに各地方青商会の意見をフォーラムの内容と進行に反映させるための情報、意見収集に力を入れており、演目ごとに、コンサートの練習もすでに始まっている。

 洪英秀会長は「フォーラムは単なるイベントではなく、私たちの運動の一環でもある。一部の役員だけでなく、すべての会員たちの力で成功させたい」と話している。

 

障害児を持つオモニたちの会「ムジゲ会」を招待

 実行委員会では今回、障害児を持つオモニたちの全国連絡組織「ムジゲ(虹)会」(会員33人)の会員とその家族をコンサートに無料招待し、翌10日にはディズニーランドで遊んでもらう計画を立てている。

 全員が一同に会することが困難なムジゲ会の会員たちにその機会をセッティングするとともに、会の活動を広めるきっかけにすることが目的だ。交通費、宿泊費など、これに伴う全費用はフォーラムの収益で賄われる。