長野冬季五輪閉幕/共和国選手団、熱戦終えた顔に笑み
第18回冬季五輪長野大会が22日、閉幕した。共和国選手団はスピードスケートとショートトラックの2種目7競技に8人が出場。21日のショートトラック女子1000メートルを最後に全競技を終えた。同競技では、ハン・リョニ選手が13位、ホ・ジョンヘ選手が17位、ファン・オクシル選手が22位に終わった。アルベールビル大会に続いてのメダル獲得はならなかった。
南長野運動公園で行われた閉会式では、1校1国運動を繰り広げた各校の児童の先導で、共和国のユン・チョル選手ら各国・地域の旗手がそろって入場、続いてそれぞれの選手団が行進した。共和国選手団はスーツにグレーのコート姿で入場。熱戦を終えた顔には笑みが浮かび、共和国旗を振りながら声援に応えた。
閉会式の最後には選手と参加者が一緒になって踊り、交流を深めた。次回の冬季五輪は2002年、米国のソルトレークシティーで開かれる。
東京で歓送会/同胞の声援、支援に感謝
共和国五輪選手団の歓送会が23日、東京・千代田区の朝鮮会館で行われ、総聯中央の韓徳銖議長と許宗萬責任副議長が各副議長、事務総局長、各局長、中央団体・事業体の責任者、関東地方の各総聯本部委員長、中央歓迎委の崔景植委員長、長野県歓迎委の鄭武鎮委員長ら関係者とともに、選手団一行を迎えた。
韓議長があいさつ。金正日総書記の誕生56周年を迎えた意義深い時期に共和国選手団を迎えたことは、とても喜ばしいことだと述べ、大会で全力を尽くした選手たちの姿は、「100日間運動」を繰り広げている総聯の活動家と同胞を大きく力づけたと、健闘を称えた。
ムン・ジェドク団長は、何の不便もなく生活し競技に臨めたのは、総聯中央と長野県本部をはじめ各地の同胞の支援のおかげだと述べ、謝意を表した。
中央歓迎委から選手団に記念品が贈呈され、崔委員長の祝杯で宴会が始まった。選手団は24日、成田から空路帰国した。