長野五輪/共和国選手健闘及ばず
【長野発=本社取材班】 長野五輪に参加している共和国選手団が17日、長野市のホワイトリングで行われたショートトラック男子1000メートルと女子3000メートルリレーに出場。女子リレーは7位、男子1000メートルはユン・チョル選手が23位、ハン・サングク選手が26位となった。なお13、14日に行われたスピードスケート女子500メートルに出場したキム・ジョンフィ選手は35位だった。
競技場には長野初中の生徒や朝鮮大学校体育科の学生をはじめ、地元や地方から多くの同胞が訪れ、共和国旗を振りかざし、カスタネットを鳴らしながら、声が枯れるまで応援した。
16チームから30人の選手が参加した男子1000メートル。共和国からはユン選手とハン選手が出場した。ユン選手は予選3組で4位、ハン選手は8組3位。上位2人が出場条件のため準々決勝進出はならなかった。
女子3000メートルリレーには8チームが出場。2組に分かれて行われた予選で共和国は、中国、米国、南朝鮮と対戦した。
チョン・オクミョン、ハン・リョニ、ホ・ジョンヘ、ファン・オクシルのメンバーで臨んだ共和国チームは、米国は抑えたものの、2位の中国に2.38秒遅れて3位。続いて行われた順位決定戦(決勝B)でも、ラスト9周まで首位を独走したが、後半に巻き返され3位に終わった。総合成績は7位。
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ショートトラック= スピードスケートと違い、タイムではなく順位を競う。トラックは1周111.12メートル。各レース4人でたたかい、予選から決勝まで上位2人が勝ち上がる方式。レーン分けはなく、追い越しはいつでも可能だが、進路妨害などで失格になる場合もある。リレーは4人構成で、最後の2周以外は交代自由。タッチの際は次の選手を後ろから押して加速させる。