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金正日総書記誕生56周年記念で各種行事


 2月16日の金正日総書記誕生56周年を祝賀し、各種行事が各地で行われている中、日本の各界人士、チュチェ思想研究家らによる記念集会と祝賀パーティーが8日と6日、東京と大阪でそれぞれ開かれた。ここには、5日から訪日中の朝鮮社会科学者代表団(団長=朝鮮社会科学者協会の金哲式第一副委員長)が招かれた。なお、社会科学者代表団一行は9日には総聯中央を訪問して韓徳銖議長と許宗萬責任副議長らと歓談。10日に日本を発った。

 

チュチェ思想全国セミナー、日本の各界人士ら350人が参加

  金正日朝鮮労働党総書記誕生56周年記念チュチェ思想全国セミナー(チュチェ思想研究会全国連絡会、チュチェ思想国際研究所の共催)が八日、都内のホテルで開かれ、日本の各界人士やチュチェ思想研究者ら350人が参加した。また、朝鮮社会科学者代表団(団長=朝鮮社会科学者協会の金哲式第1副委員長)と総聯中央の呉亨鎮副議長が招待された。

 主催者を代表してチュチェ思想国際研究所の井上周八理事長があいさつし、金団長が記念講演を行った。

 金団長は、総書記が思想理論活動によって社会主義の勝利の前途を示していると指摘。総書記が最近も、引き続きチュチェ思想の理論を進化発展させ、固有な論理で展開、体系化されたチュチェ思想の独創性を明らかにしたと強調した。

 続いてチュチェ思想研究会全国連絡会の佐久川政一会長が「チュチェ思想を深く学び、21世紀を自主性実現の世紀にしよう」と題して基調報告を行い、金正日総書記の指導業績について強調するとともに、チュチェ思想を正しく学び、日朝国交正常化と世界の自主化を促進させて行こうと呼びかけた。

 また、深田肇衆院議員が時局講演「日朝関係の正常化に向けて」、明治学院大学の武者小路公秀教授が特別講演「人間の自主性と安全保障」、埼玉大学の鎌倉孝夫教授が研究報告「金正日総書記と朝鮮式社会主義の発展」、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会世話人の山下正子氏が特別報告「炎の女性―金正淑女史」を、それぞれ行った。

 

祝賀パーティーも

 同セミナー参加者らによる金正日総書記誕生56周年祝賀パーティーが同日、開かれ、総聯中央の許宗萬責任副議長も来賓として参加した。

 

大阪では関西地方集会

 金正日朝鮮労働党総書記誕生56周年チュチェ思想と日朝友好に関する関西地方集会(キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会主催)が6日、大阪市内で開かれ、西日本地方の各界人士とチュチェ思想研究家ら140人が参加。朝鮮社会科学者代表団と総聯中央の呉秀珍副議長兼大阪府本部委員長が招待された。

 キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会の家正治代表発起人(神戸市外国語大学教授)が「世界の自由化と日朝関係の正常化」、仏教大学の伊藤唯真名誉教授が「日朝友好の懸け橋として」とそれぞれ題し、講演。家氏は、日本政府が自主外交を行い、日朝国交正常化の早期実現を目指すよう世論を喚起していこうと呼びかけた。

 また金団長が記念講演を行い、金正日総書記は数々の労作を発表して社会主義偉業、人類の自主偉業の遂行における原則と方途など、理論実践的問題に明確な回答を示したと指摘、チュチェの真理で人民大衆が覚醒すれば、自主偉業の勝利は必然的だと強調した。

 続いて、同集会参加者らによる金正日総書記誕生56周年祝賀パーティーが開かれた。

 

日朝連帯組織も

 金正日総書記誕生56周年を祝う会が3日、東京・アルカディア市ヶ谷で行われた。

 朝鮮統一支持日本委員会、日朝文化交流協会、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会、日朝学術教育交流協会をはじめとする日朝連帯組織から各階層の人士らが参加した。

 また、集会には江原道元山市行政経済委員会の李昌宇委員長を団長とする朝鮮文化親善代表団と総聯中央の呉亨鎮副議長、金泰煕国際局長らが招待された。

 集会で李団長は、共和国人民に変わらぬ支持を寄せてくれたことに謝意を表した。

 

総聯埼玉県本部と関東甲信越ブロックも

 「金正日総書記誕生56周年祝賀日朝友好新春の集い」が4日、埼玉県与野市のホテルアルーサ清水園で行われた。埼玉県下の日朝連帯組織と総聯埼玉県本部で組織された実行委員会と、日朝友好親善関東甲信越ブロック連絡会議の共催で行われた集いは、埼玉出身の国会議員など日本の各界人士と、在日商工人、活動家ら在日朝鮮人が参加した。

 

社協はシンポジウム

 金正日総書記誕生56周年祝賀社協シンポジウム「金正日時代の内外情勢展望」が3日、総聯東京都本部講堂で開かれ、総聯中央の金守埴副議長、「眞求宣伝局長、社協の玄源錫会長をはじめ同胞社会科学者と総聯活動家が参加した。玄会長のあいさつに続いて、朝鮮大学校の姜日天教員が「今年の『最終勝利のための強行軍』と社会主義経済建設」、朝鮮新報社の厳正彦副局長が「朝米、朝・日関係改善問題の現状とその展望」、朝鮮問題研究所の太錫新部長が「南北関係と祖国統一情勢の展望」と題してそれぞれ報告した。