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インタビュー/青商会第3回総会で新会長に選ばれだ吉守氏


新世代が描く未来像具現を/今期は人材育成など主眼に

 1月31日の青商会第3回総会で新会長に選ばれだ吉守氏に、第3期の活動方針、青商会の今後の在り方などを聞いた。(文責編集部)

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――第3期の活動で目指すものは

 青商会は今期の活動方針として、人材、財政、情報を備えた事業・組織体系を確立し、同胞青年の民族自主精神を育む活動を引き続き力強く展開していくことを提起した。

 組織の土台は、第2期までに基本的に築かれたと思う。拠点ができれば、次に必要なのはそこで活動する人材の育成だ。会うべき人がいてこそ同胞は組織を訪ねるし、情報なども、それなりの人がいてこそ集まる。

 中央から都道府県、地域へと整備されてきた組織は、各地の会員が相互につながりを持つことでネットワークになると思う。

 そして私たちはそのネットワークの力を、民族性を育む活動に生かしていきたいと考えている。

――青商会において、民族性を守る活動はどういう位置をしめるか

 総聯は在日同胞社会で民族性を守る運動を繰り広げてきた。青商会の存在意義も、まさにそこにある。

 今、民族性を守りたいとのニーズは、在日同胞社会の中で、政見や組織の所属を越えて存在する。

 同胞社会の今後を担う世代が、青商会を通してネットワークを結び、民族性を守るという目的のために一致して若い力を発揮して行けば、その気運を全同胞的に高めることも可能ではないか。

 会員の大多数は、初級学校や中級学校の子供を持つ親だ。10年後、20年後に、その子供たちが社会に出た時、選択肢としてどういう生き方があるのか。朝鮮人として堂々と生きて行ける環境があるか。こうした問題は、まさに今、私たちの活動にかかっていると思う。

――新会長としての抱負は

 私たちの世代が、既存の流れ、大勢に追随するばかりでは未来の展望は拓けない。変えるべき現状を目にした時は、積極的に問題を提起して行くべきだ。それが飛躍と前進をもたらす。

 青商会は、新しい世代が描く未来像を具現し、同胞社会を再構築する力としてのネットワークとなることを目指す。そのために、より多くの同胞青年の力を結集しつつ、活動の水準を高めて行きたい。