大阪・生野南朝鮮会館が竣工
新築された大阪・生野南朝鮮会館(生野区田島)の竣工式が1月25日に行われた。
不況など困難な状況が重なる中で昨年4月、2、3世の地域同胞らが建設委員会(金柄東委員長、48)を結成。同委員会を中心に、「総聯生野南支部の歴史的課題であると同時に、活動家と同胞にとって切実な問題でもあった」(金建設委員長)新会館建設に、1世から若者までが一丸となって取り組んできた。3階建ての新会館は今後、同胞生活と密着した総聯運動の拠点としての役割を果たして行く。
竣工式では、総聯中央の呉秀珍副議長兼大阪府本部委員長、総聯生野南支部の金奉亨委員長、金建設委員長、高連玉女性同盟支部委員長、金泰成朝青支部委員長らがテープカット。生野朝鮮初級学校で行われた祝賀宴は、同胞と日本人士ら300余人で賑わった。
建設委の禹成勲副委員長(42)は「あるハルモニが年金をこつこつためたお金を寄付してくれたことに、大きな力を得た。この会館は、そうした1世の愛国心をしっかり受け継いで行こうという2、3世の気持ちの結晶だ」と語っていた。