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東京で崔銀実リサイタル/歌手生活20周年


 共和国功勲俳優で金剛山歌劇団歌手、崔銀実さんのリサイタルが1月23日、東京・お茶の水のカザルスホールで行われ、同胞、日本市民ら500余人が鑑賞した。これは、今年で歌手生活20周年を迎えた崔さんが、「いつも人々の優しさと温かさに包まれていました」と過ぎし日を振り返り、祖国と同胞、日本市民らの愛と声援への感謝を込めて開いたもの。

 2部構成のリサイタルでは、1975年4月、金日成主席の前で歌った「永遠なる思い」をはじめ、実父と1世同胞への思いを込めた「つのる想い」や民謡「アリラン」、民族教育を受けて育つ子供たちへの愛を歌った「ランドセルの中に夢をつめて」、祖国に対する熱い思いがあふれる「わが祖国」などの朝鮮の歌曲とともに、「ムゼッタのワルツ」や「歌に生き愛に生き」、「サトウキビ畑」など日本や外国の歌も披露された。

 崔さんは、熟練された技量と澄んだ歌声で、真心を込めて熱唱。同歌劇団の現役とOBによる男声重唱メンバーも友情出演し、聴衆の絶賛を浴びた。

 会場を訪れた人々は、「今後の音楽活動に期待したい」、「朝鮮、日本、西洋に関わりなく多彩な歌を披露し、その高レベルな舞台に感動した」、「歌手の新たな決意が胸に響いた」、「民族教育を守っていく在日同胞の熱意の源泉を見たような気がする」などと語っていた。