第13回アジア大会が閉幕/共和国選手、金7、銀14、銅12のメダルを獲得
【バンコク発=本社記者高英民】第13回アジア大会が20日に閉幕した。2大会ぶりに参加した共和国のメダル獲得数は、金7、銀14、銅12の計33個。参加した41の国・地域のうち8位と健闘した。最終日、大会フィナーレとなった男子マラソンでは、10月の北京国際で優勝したキム・ジュンウォンが銅メダルを獲得した。
男子マラソンは同日、午前7時にスタートした。五輪メダリストを含む強豪が顔を揃える中、キム・ジュンウォンは10月10日の北京国際からわずか2ヵ月のインターバルにも関わらず、先頭集団で4位の位置につけた。37キロを過ぎた時点で、前を行く走者が暑さのため棄権。そのまま3位を維持し、2時間16分30秒でゴールした。
また19日のボート競技では、男子軽量級シングルスカルでキム・イリョンが2位。男子ダブルスカル、女子軽量級ダブルスカルでそれぞれ3位に入った。
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今大会、共和国は初日(6日)の女子マラソンでキム・チャンオクが2位となり、好スタートを切った。女子柔道52キロ級のケ・スニ(アトランタ五輪金)、男子体操あん馬のペ・ギルス(バルセロナ五輪金)らスター選手が順当に金メダルをもたらすと、レスリング(フリースタイル)でも54キロ級のチン・ジュドンが世界選手権の覇者、タエビ(イラン)を下して優勝。同58キロ級のリ・ヨンサムもアジア選手権保持者のモンゴル選手を破り優勝した。また、射撃(男子)では3つの団体種目で金メダルを獲得した。
ほかには、女子団体競技での活躍が目立った。
女子サッカーは、「アジア最強」と言われる中国に決勝で敗れたが0−1(延長戦)と奮闘。来年、米国で開かれる世界選手権での活躍が期待される結果となった。また、国際大会は8年振りの女子ハンドボールも2位、初出場のソフトボールは4位に入った。
総合してみると、金メダル数では8位だったが、若い世代を中心にした選手団で14個の銀メダルを得たことは、1位を狙える選手が着実に育っていることを意味する。
シドニー五輪に向け、共和国スポーツ界の飛躍に期待したい。
共和国選手団が帰国
タイで行われた第13回アジア大会に参加した体育省の尹成範副相を団長とする共和国選手団が21日、空路帰国した。
共和国をはじめアジアの41の国と地域の選手が参加した今大会で共和国の選手は、33のメダル(金7、銀14、銅12)を獲得した。
空港で朝鮮労働党の金仲麟書記と体育省の李東鎬副相ら関係者が出迎えた。
優勝したペ・ギルス、ケ・スニ、チン・ジュドン、リ・ヨンサム、キム・ジョンス、キム・ヒョヌン、リュ・ミョンヨン、キム・ミョンソプをはじめとする選手たちに祝いの花輪と花束がプレゼントされた。(朝鮮通信)