岡山で「同胞福祉セミナー」/社会福祉・保障テーマに
岡山県同胞生活相談所による「同胞福祉セミナー」が14日、総聯岡山県本部で行われ、50余人が参加した。
李錫成所長のあいさつ後、四国学院大学社会学部社会福祉学科の金永子教授が「社会福祉・社会保障の問題について」と題して講演。同胞高齢者や同胞障害者が日本政府の制度的差別政策によって国民年金の受給対象から除外されている現状について言及し、同胞らが団結して差別是正を働きかけるべきだと指摘した。また、生活習慣や文化の違いなどを良く把握したうえで、同胞のニーズに応じた各種施設などを日本政府が作る必要性についても強調した。
セミナーでは、同胞女性らで構成されたボランティア団体が、大阪府内の同胞高齢者を対象に実施しているデイサービス活動がビデオで上映された。参加者らによる意見交換も行われた。