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「保安法は時代の遺物」/アムネスティ、完全撤廃を勧告


 南朝鮮の「国家保安法」が制定50周年を迎えたのと関連し、アムネスティ・インターナショナルは1日、保安法の完全撤廃を南朝鮮「政府」に勧告する声明を発表した。

 アムネスティは声明で、深刻な通貨・金融危機などを理由に、南朝鮮「政府」が保安法撤廃論議に難色を示していることに触れ、「今も犠牲者を生み続けている保安法は、古い時代の遺物にすぎない。南朝鮮の民主的発展のためにも、政治的反対者に対する弾圧の道具として使われている保安法は撤廃されなければならない」と指摘した。

 また、「今年1年間だけでも、学生や労働者、出版者、宗教人ら数百人に対し、『北を賛美した』とか『北を利する行為をした』などの理由で、保安法を不当に適用し、逮捕、投獄した」と主張。国連人権宣言50周年を迎える今が、保安法の濫用に歯止めを掛け、南朝鮮「政府」により多くの良心囚を釈放させる良い機会だと強調した。

南総連は光州でデモ

 一方、南朝鮮の大学生の間にも、保安法撤廃を求める声が高まっている。

 「韓国大学総学生会連合」傘下の光州・全南地域大学総学生会連合に所属する大学生200余人が1日、光州市の全南警察庁前で、大学生を不当に連行する「保安捜査隊」の解体を求めるデモを行った。参加者らは、大学生に対する不当弾圧の中止とともに、保安法撤廃と良心囚の全員即時釈放を強く訴えた。