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中国で歌劇「花を売る乙女」上演


 共和国の万寿台芸術団による歌劇「花を売る乙女」の公演が、北京で11月21、22日、天津で26、27日にそれぞれ行われた。

 「花を売る乙女」は、朝鮮植民地支配時期、日本帝国主義とそれと結託した敵対階級の残忍性を暴露しながら、搾取と圧迫を受ける人民が不幸と苦痛から抜け出し、幸せな生活を送るためには侵略者とたたかわなければならないという真理を示したもの。

 北京公演を観覧した中国文化部のパン・ジンジュ副部長は、「『花を売る乙女』の歌が流れるやいなや観衆が熱烈な拍手を送ったのは、彼らがこの歌劇に対する深い情を抱いているからだ」と話す。中国作家協会会員のチャン・ウィセンさんは、「歌劇の主題がとても良かった。世界のあらゆる国が歴史教育を重視している点を考えると、『花を売る乙女』のような話は追求すべき永遠のテーマだと思う」と述べていた。

 中国人民志願軍として朝鮮戦線に参戦した退役軍人のチョン・チョンブさんは、「過去の搾取社会の一端が生々しく描かれていた。中国の若い世代に対しては植民地支配の歴史を知るうえでおおいに役立ったと思う。観衆は舞台と呼吸しているかのように一つになっていた。そうした面から見ると、今回の公演は両国間の親善発展に寄与するものと確信する」と強調。

 また天津公演を観覧した中国修理部河川監理局技師のチャン・アクタンさんは、「70年代に作られた映画『花を売る乙女』を涙を流しながら見たが、その時の感動が今も脳裏に焼きついているので、今回の歌劇を観覧することでより一層大きな感動を得ることができた」と述べていた。(朝鮮通信)