東京で朝鮮料理店経営者セミナー
朝鮮料理店経営者セミナーが16日、都内のホテルで行われ、東京を中心に関東地方の同胞業者ら120余人が参加した。不況を勝ち抜くための一助にと、東京同胞朝鮮料理協議会が主催したもの。同協議会が、こうしたセミナーを開くのは4回目。
セミナーでは、個人経営の飲食店向けの月刊誌「近代食堂」の土田治編集長が、「現代の朝鮮料理店とこれからの展望」と題して講演した。
土田氏は、焼肉業界の現況と進出著しい日本人経営者らの戦略について言及。日本人経営者は発想を生かして成績を伸ばしており、今後は客本位の原点にかえって戦略を練り直していくべきだと語った。
協議会関係者は、「景気は悪いが、焼肉業界全体では売り上げは落ちていない。同胞らが苦しんでいるのは、大手の新規参入が原因ではないか。同胞業者は経営を見直すことが必要だ」と話していた。
なお、会場では朝鮮料理関連の商品展示会が行われた。