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兵庫で第27回在日本朝鮮人サッカー選手権大会


 第27回在日本朝鮮人サッカー選手権大会が14〜15日、兵庫県神戸市王子競技場と伊丹猪名川競技場で行われた。

 1部には東京、愛知、大阪、兵庫(A)、福岡、京都の6チーム、2部には兵庫(B)、三重、埼玉、神奈川の4チームが参加し、練習の成果を競った。

 1部は、初日に3チームずつA、Bの2組に分かれて予選リーグを行い、2日目に各組1、2、3位同士で順位決定戦を行った。

 予選A組では、福岡を6−1で、東京を4−2で下した兵庫が決勝進出を果たした。予選B組からは、昨年準優勝の愛知を3−2で、大阪を2−0で破った京都が決勝に進んだ。

 兵庫と京都の対戦となった決勝戦は、気迫溢れる好ゲームとなった。

 10年振り2度目の優勝を狙う京都が前半15分に1点を先取。しかし、兵庫も24分に1点を返す。

 兵庫は、後半に入って1人が反則で退場したものの21分にセットプレーから金大裕選手がゴールを決め、5年振り2度目の優勝を果たした。

 徐明秀主将(26)は「最高の気分。兵庫で初めて選手権大会が開かれたこともあり、選手らの闘志がいつになく高かったことが勝利に繋がった」と話していた。

 最優秀選手に選ばれた金大裕選手(22)は「初級部の頃からサッカーを続けてきたが優勝は初めて。とても嬉しい」と語っていた。

 3位は大阪を2−0で破った東京。

 2部では、埼玉が第1回以来32年振り、2度目の優勝を飾った。