「クーデター」説はでっち上げ/朝鮮中央通信、安企部謀略を非難
7日発朝鮮中央通信は、南朝鮮の第1ラジオが産経新聞の報道として、共和国で「クーデター未遂事件」があったというニュースを流したことについて論評し、次のように非難した。
これはまったく根拠のない完全なでっち上げだ。クーデターの首謀者など知らないし、ましてや社会安全省に大将の軍事称号を持つ李宏泰なる人物は実在しない。存在しない首謀者によるクーデターがあり得ないのはあまりにも明白だ。
にもかかわらず、このような事件をねつ造して反北謀略騒動を起こす目的ははっきりしている。
南朝鮮当局と日本当局は、われわれが人工衛星打ち上げに成功し、最高人民会議第10期第1回会議と建国50周年記念行事を通じて国際的権威と威力が高まったのを恐れ、一心団結した共和国社会のイメージダウンを図ろうと、クーデター説をねつ造したのだ。
これは、深刻な政治の混乱と経済の破局という現実から人々の目をそらし、同時に共和国と隣国の中国を仲たがいさせようと、南の「国家安全企画部」と統一部が共謀したものだ。しかし、こうした謀略で得るものはなく、むしろ南当局の破滅を早めるだけである。
南当局は謀略策動にこれ以上すがってはならない。第1ラジオと産経新聞はでたらめなニュースを流したことに対して謝罪し、謀略宣伝に2度と手を貸すべきではない。(朝鮮通信)