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またも火炎瓶襲撃/総聯神奈川県本部会館に


 総聯中央会館(東京・千代田区)に続き、総聯神奈川県本部会館(横浜市神奈川区)でも火炎瓶襲撃放火事件が起きた。4日午後、同本部会館の玄関の真上にある2階事務室ベランダで、火炎瓶の破片および窓と壁が燃えた痕跡が発見された。炎は2メートル以上燃え上がったと推測される。

 同本部では、共和国創建50周年祝賀宴が開かれていた9月4日にも右翼団体が街宣車20余台で乗りつけ、騒ぎを起こした。また右翼団体は9月22日にも本部会館前の道路を占拠し、業務を妨害している。

 総聯神奈川県本部の金佑鐘委員長は5日、記者会見し、要旨次のような談話を発表した。

 われわれは今回の事件を、3日早朝に起きた総聯中央会館火炎瓶襲撃事件と深い関連を持つ計画的な暴挙と断定せざるを得ない。

 共和国の人工衛星打ち上げを口実にした反共和国挑発騒動が大々的に繰り広げられている中、総聯本部に対する右翼団体の騒動、朝鮮学校生徒に対する暴言・暴行事件が頻発しており、千葉県本部会館では凶悪な放火・殺人事件まで起きた。

 今回の事件はこうした深刻な事態と情勢の中で起きた、総聯組織破壊と在日同胞の迫害と弾圧を狙った厳重な犯罪行為である。われわれは、こうした卑劣な犯罪を民族的怒りをもって断固糾弾し、日本当局と警察が犯人を即時逮捕し、厳罰に処すよう求める。

 日本当局はこうした犯罪行為が2度と起きないよう実効性ある措置を取るべきだ。反共和国、反総聯挑発騒動と、在日同胞に対する弾圧、迫害行為がすぐに中止されるよう強く求める。