14日、東京で「在日同胞の生活と権利」シンポジウム/民族性、結婚、就職、福祉テーマに
「在日同胞の生活と権利」シンポジウム―民族性、結婚、就職、福祉―その現況と課題(主催=同実行委員会)が14日、東京で開かれる。同胞の生活向上と権利拡大を前面に打ち出した総聯18全大会(5月)決定を本格的に実行していくための具体的な課題と方途を、同胞たちの声を聞きながら共に考えようと企画された。実行委では、開かれた実りある議論の場にしようと、多くの同胞に参加を呼びかけている。
シンポジウム第1部では問題提起に続き、3人のパネリストが報告する。第2部では、参加者との質疑応答、意見交換が行われる。
総聯中央の柳光守・同胞生活局長の問題提起「生活と権利の現況と課題」では、常に同胞と共に歩む総聯の基本姿勢と今後の決意課題を示す。
同胞結婚相談中央センターの李愛浩副所長の報告「民族性と結婚」では、なぜ結婚問題が在日同胞社会でとくに重要な意味を持つのか説明したうえで、同胞社会における結婚の実態と現況について経験談を交えながら報告する。
商工連の呉州棟商工部長の報告「同胞社会と就職問題」では、同胞社会における就職と雇用の現況、また日本社会全般における就職・雇用問題の厳しさについて解説。意識改革の必要性などいくつかの課題を提起する。
花園大学の慎英弘助教授の報告「同胞社会と福祉」では、在日同胞社会における高齢者・障害者福祉の現状と、近い将来提起されるであろう課題、提言が示される。
日時=11月14日(土)
開場=午後1時30分
開会=午後2時
場所=早稲田大学国際会議場(地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩8分、都電荒川線早稲田駅すぐ)
参加費=無料、同時通訳・託児所あり
問い合わせ=総聯各本部・支部