ニュースフラッシュ
防衛庁の「ミサイル最終報告」非難/朝鮮中央通信
尹伊桑統一音楽会参加のソウル演奏団訪北
重油提供に条件つける米を非難/朝鮮中央通信
総聯中央などが弔意/元日朝議連会長告別式
「ミサイル決議」撤回を議会に要求/総聯函館支部
2日発朝鮮中央通信は、日本の防衛庁が「北朝鮮のミサイル発射と関連した最終報告」で、共和国の人工衛星打ち上げについて「事実上、『テポドン1号』と呼ばれる弾道ミサイルだった可能性が高い」と規定したことについて論評した。
論評は、日本は唯一、人工衛星打ち上げを頭から否定し、弾道ミサイルが日本の領海と領空を侵犯した、報復するなどと反共和国騒動に熱を上げていると非難。今回の最終報告は、共和国に反対するミサイル大国化、核武装化をさらに本格化する犯罪的企図の表れであり、極めて重大な事態として強力な自衛的対応措置を取らざるを得なくなっていると指摘した。(朝鮮通信)
尹伊桑統一音楽会に参加する、南朝鮮統一文化財団の崔鶴来事務総長(ハンギョレ新聞論説委員)を団長とするソウル演奏団が10月31日、空路平壌に到着した。尹伊桑音楽研究所の金貞鎬所長や、尹伊桑氏の未亡人、李水子氏らが一行を出迎えた。一行は1日、東平壌大劇場で革命歌劇「花を売る乙女」を観覧した。(朝鮮通信)
重油提供に条件つける米を非難/朝鮮中央通信
10月30日発朝鮮中央通信は、米議会がすでに否決された対北重油提供資金予算を再通過させ、朝米基本合意文に絡めた「地下核施設建設疑惑の解消」「ミサイル開発・輸出の規制」など不当な前提条件を付けたことや、対北政策を「力の平和政策」に転換する米下院・共和党指導部の声明で、重油提供と関連して「ミサイル輸出の確実な停止」など7項目の条件を付けたことは、合意文履行を快く思わない米強硬保守勢力の露骨な対朝鮮圧殺策動の一環だと非難した。
論評は、民需用の地下施設を「地下核施設」と言い張り、現地を視察するとして共和国の自主権に属するミサイルの開発や輸出を制限すべきと騒ぎ、それを重油提供と関連させるやり方は、根強い反共和国敵視政策の産物であると指摘。中間選挙を前にしたかつてない反共和国敵視政策により、合意文の存在は危険な状態にあり、朝鮮半島情勢も再び危険な段階に達していると強調した。(朝鮮通信)
総聯中央の許宗萬責任副議長は10月27日、愛知県知多市で営まれた久野忠治・元日朝友好促進議員連盟会長(元郵政相、元自民党衆院議員)の告別式に参列した。南昇祐国際局長と金鎭度・総聯県本部委員長も同行した。
式では、朝鮮労働党中央委員会の金容淳書記と総聯中央の韓徳銖議長の弔電が読み上げられた。許責任副議長は喪主の久野統一郎衆院議員ら遺族に深い哀悼の意を表し、日朝議連を結成して両国の関係改善に尽くした業績は、朝鮮人民の心の中に永遠に記憶されるだろうと語った。祭壇には共和国親善勲章第1級証書と金メダルが飾られた。
総聯北海道・函館支部代表らは10月23日、函館市議会と大野町議会を訪れ、9月14日に函館市議会が採択した「北朝鮮の弾道ミサイル発射実験に抗議しミサイル拡散防止を要求する決議」の撤回を求める要望書と、16日に大野町議会が採択した「抗議意見書」の撤回を求める要望書をそれぞれ提出した。代表らは、日本政府などの過剰反応により朝・日関係が憂慮される状態に陥っていると述べた。これに対し議会事務局側は、議長と副議長に要請の趣旨を伝え、議会で討議するようにすると述べた。