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金正日国防委員長、訪北の鄭周永名誉会長一行と会見


 共和国国防委員会の金正日委員長は10月30日、訪北中の南朝鮮・現代グループの鄭周永名誉会長とその家族一行と会見した。一行は27日に板門店経由で訪北し、31日に板門店を通って帰還した。鄭名誉会長はこの間、最高人民会議常任委員会の金永南委員長(28日)、朝鮮アジア太平洋平和委員会の金容淳委員長(27日)とそれぞれ会見。29日には金日成競技場で5万人出演のマスゲーム「栄光輝く金日成朝鮮」を観覧した。

 

金剛山観光、和解と団結、統一に貢献

 金正日委員長は、鄭名誉会長と家族一行の平壌訪問を歓迎し、温かい雰囲気の中で談話を交わした。

 鄭名誉会長と家族一行は席上、金正日委員長が会見してくれたことに感謝の意を示した。

 金正日委員長は、鄭名誉会長一行と共に記念写真を撮った。会見には朝鮮アジア太平洋平和委員会の金容淳委員長と宋浩京副委員長が同席した。

 一方、28日には平壌の万寿台議事堂で、最高人民会議常任委員会の金永南委員長が就任後初めて、訪北人士の鄭名誉会長一行と会見し、同胞愛あふれる温かい雰囲気の中で談話を交わした。

 金永南委員長は席上、国の統一と民族大団結の理念のもと、南北間に民間レベルで様々な分野にわたって協力を実現することは立派なことであると述べた。

 また、金剛山観光事業は、世界の名山である金剛山の見学を希望している南朝鮮人民の願いを察し、熱い同胞愛の情から出発したものであると強調し、それが単なる観光に止まらず、民族の和解と団結、祖国統一に貢献する聖なる事業になるよう望むと述べた。

 そして、共和国政府は、朝鮮アジア太平洋平和委員会と南朝鮮・現代グループ間に民間レベルによる金剛山観光事業と各分野の経済協力事業が成功するよう深い関心を払うと述べた。

 鄭名誉会長と鄭夢憲会長は席上、金永南委員長が会見してくれたことに謝意を表し、金剛山観光をはじめ南北間の各分野で民間レベルでの協力を立派に行って、祖国統一を早める大きな一歩にする意思を表明した。

 一行は29日、金日成競技場で、平壌市内の青少年学生5万人が出演するマスゲーム「栄光輝く金日成朝鮮」を観覧、金容淳委員長と宋浩京副委員長、民族経済協力連合会の鄭雲業会長ら関係部門の活動家が共に観覧した。競技場は、民族大団結の崇高な理念のもと、南北民間レベルで協力を遂げようとして平壌を訪れた鄭名誉会長一行と共に、マスゲームを観覧する勤労者であふれた。

 これに先立ち28日、一行は東平壌劇場での音楽舞踊総合公演を観覧。また、一部メンバーは30日、平壌市内にある檀君陵と中央動物園を参観した。(朝鮮通信)