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ここが知りたいQ&A/米・南合同軍事演習が強行されているが


威嚇しないとの公約は偽り/日本が「有事」の戦線指揮拠点に

  米国と南朝鮮の合同軍事演習が相次いで行われているが。

  現在、南朝鮮では3つの大規模な軍事演習が多発的に行われている。「朝鮮半島有事」を想定した合同軍事演習(10月24〜11月2日)と「98フォールイーグル」(10月26〜11月6日)、南朝鮮軍演習「98花郎」(10月26〜30日)だ。

 「朝鮮半島有事」を想定した演習には、駐南米軍と南朝鮮軍はもちろん、空母キティホークやミサイル巡洋艦ビンセント、強襲揚陸艦ベローウッドなど6隻の艦船、沖縄駐屯米海兵隊第3海兵遠征軍などが参加。また「フォールイーグル」には駐南米軍3万5000余人と南朝鮮軍5万余人の兵力と軍備、「花郎」にも南朝鮮の正規・非正規兵力110万余人が動員される。

 今年に入り、米軍主導の「リムパック98」環太平洋合同軍事演習が7月6日から1ヵ月間、指揮所演習「乙支フォーカスレンズ」が8月17〜29日にそれぞれ強行されている。

  一連の演習の狙いは何か。

  米国が言う「有事」とは北侵戦争であり、演習でテストしている「21世紀をにらんだ新戦争システム」は北侵戦争のためのシステムを意味する。米・南は演習を通じて北侵戦争態勢を総点検し、戦争準備を完備することで、共和国への不意の先制打撃を企んでいる。つまり、一連の演習は徹頭徹尾、共和国への全面攻撃、奇襲攻撃を想定したもので、朝鮮半島を戦争の瀬戸際に追い込む危険なものだ。

 これらは米国の北侵戦争計画が総合的で多角的な段階で完了していることを実証しており、朝鮮半島の緊張をより高めている。

  在日米軍横須賀基地もクローズアップされているが。

  在日米軍基地はかねてから米国の対朝鮮侵略政策遂行のための兵站補給基地、出撃基地と化しており、このような地位と役割は昨年の「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)再定義で確固となった。

 今回の演習では、米国が朝鮮戦争挑発後、南朝鮮にある指揮システムが破壊された場合を想定し、横須賀基地の米第7艦隊旗艦ブルーリッジから直接、指揮が下される。この事実から、在日米軍基地を南朝鮮と同様、北侵戦争の第一線基地、戦線指揮拠点に作り上げようとしていることが分かる。

 米国は「有事」の際、在日米軍基地を拠点に、日本の基地から南朝鮮と日本、周辺海域の陸海空作戦武力を統一的に掌握し、共和国を立体的に攻撃しようとしている。つまり、一連の演習は名称こそ米・南合同だが、実際は米・日・南合同の戦争演習であり、三角軍事同盟の強化にも狙いがあることは明らかだ。

  4者会談と時を合わせて行われる点については。

  4者会談は名実共に朝鮮半島の平和に必要であり、戦争挑発策動と両立できないのは明らかだ。それにもかかわらず、演習はジュネーブで21日から24日まで行われた第3回4者会談と時を合わせて行われた。共和国に対し武力を使用せず、武力で威嚇もしないという米国の公約、対話を通じた朝米関係改善の実現を唱える米国の主張は、北侵の野望を隠すものにすぎず、共和国は「断固たる措置を取らざるを得ない」と非難している。