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高速料金が割安に/東京朝鮮人商工協同組合


 東京都商工会では、高速道路を利用する機会の多い同胞商工人らの便宜を図るために東京朝鮮人商工協同組合を結成し、高速料金が割引になる日本道路公団の通行料金別納制度を取り入れたサービスを8月1日から実施している。

 別納制度とは、日本道路公団(JH)が管理する高速道路を、1年を通じて月平均1万円以上利用する場合に別納カードを利用して通行することにより、1ヵ月分の通行料金をまとめて翌月末までに支払う後払いの制度で、高速料金の一定の割引が受けられる。

 同制度は個人もしくは事業協同組合の形で利用可能だが、料金割引率が利用額に応じて高くなるので、多くの同胞商工人が参加して協同組合として利用する方がより有利だ。この点に着目した東京都商工会では四月に東京朝鮮人商工組合を結成し、準備してきた。

 協同組合に加入して同サービスを受ける場合の割引率は、1万円分のハイウェイカード(1万500円分利用可能、割引率4.7%)を購入するより高い(表参照)。なお、別納制度導入によって組合にもたらされる利益の一部は、朝鮮学校への財政支援などにも役立てる。

 現在、協同組合には50以上の個人・法人が加入し、このサービスを受けているが、協同組合では、より多くの同胞商工人らの加入を呼びかけている。

問い合わせは東京朝鮮人協同組合TEL 03−3842−6711まで。

組合員の高速料金割引率

1ヵ月間の利用料金 割引率
1万円〜3万円 8%
3万円〜5万円 11%
5万円〜70万円 14%
70万円〜100万円 15%
100万円〜 17%

※首都高速道路、阪神高速道路などは日本道路公団が管理しておらず対象外