第3回東京都青商会地域対抗サッカー大会
第3回東京都青商会地域対抗サッカー大会が18日、東京・北区の東京朝鮮中高級学校グラウンドで行われ、都内に16ある地域青商会のうち12が参加。合同チーム2を含む10チーム、約200人が熱戦を繰り広げ、交流を深めた。
前夜から猛威を振るった台風10号の影響で開催が危ぶまれた同大会。朝9時の開始時にはそれまで降り続いていた雨は上がったものの、グラウンドはドロドロで水溜まりだらけ。しかも強風が吹きつける最悪のコンディションだった。しかし、参加者らは泥んこになりながら真剣かつはつらつとした表情でプレーを楽しんだ。
予選の結果、台東、北、中央江東、新宿の各チームが準決勝に進出。台東―北は3−0で台東、中央江東―新宿は3−2で中央江東が勝ち進んだ。3連覇を狙う台東と中央江東の決勝は、中央江東が2−0で勝利し初優勝を飾った。また3位決定のPK合戦が行われ、初出場の北青商会が3位となった。各チームに優勝、準優勝カップと盾が授与され、大会運営に協力した東京朝高サッカー部にサッカーボールが寄贈された。
試合後、参加者らは焼き肉を囲んで親睦を深めた。
優勝した中央江東青商会の李在錫幹事長(38)は、「約10年前、朝青支部対抗の全国大会で7連覇した時のメンバーを揃えて臨んだので、当然の結果だろう。この優勝を機に青商会活動をいっそう盛り上げたい」と誇らしげに語った。
また3連覇を逃して準優勝に終わった台東青商会サッカー部の高和司主将(35、同青商会幹事)は「気合いではどこにも負けないつもりだが、優勝できず悔しい。チームの若返りを図って次回は必ず優勝したい」と話していた。
また初出場で3位となった北青商会の元日東会長(40)は「サッカー経験者も少ないのに、予想外の好成績でとても嬉しい。北青商会は地元で育った人よりも地方から越してきた人が多いのが特徴で、青商会のような横のつながりはとても大切だ」と嬉しそうだった。
東京都青商会は7日に第3回総会を開き、第3期活動をスタートさせたばかり。今回の地域対抗サッカー大会は初の行事だ。梁錫俊会長(39、台東青商会会長)は、「東京都青商会の団結ぶりを改めて確認し、第3期をがんばるぞという決意を新たにした。第3期は実践活動の中でネットワークを大きく広げていく時期。盛り上がった今日のサッカー大会で、いいスタートが切れたと思う」と話していた。