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11月に東京で「同胞の生活と権利」シンポジウム/結婚、就職、福祉などテーマに


 「在日同胞の生活と権利」シンポジウム―民族性、結婚、就職、福祉―その現況と課題(主催=同実行委員会)が11月14日、東京で開かれる。

 世代交代が進み多様化する在日同胞社会。長引く日本の経済不況の影響も深刻だ。こうした中、総聯は5月に開いた18全大会で2001年までの3年間、同胞たちの生活を向上させ権利を拡大することを重要な方針として前面に打ち出し、「真の同胞奉仕型」組織への脱皮を図っている。

 シンポジウムは、この方針を実行していくための具体的な課題と方途を、当事者である同胞1人1人の生の声を聞きながら共に考えようと企画された。一口に「生活と権利」と言っても様々な問題があるが、今回は結婚、就職、福祉の3点にテーマを絞った。実行委では、既存の枠にとらわれない自由かつ開かれたシンポジウムにしようと議論を重ねながら準備を進めている。

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 当日は第1部で、総聯中央の柳光守・同胞生活局長が問題提起「生活と権利の現況と課題」を行った後、第2部では、結婚、就職、福祉の3つのテーマに沿って3人のパネリストが報告を行う。このうち、「同胞社会と福祉」と題して報告するのは、社会福祉学を専攻する花園大学の愼英弘助教授だ。

 第3部は、パネリストと会場の参加者による自由な議論の場となる。壇上のパネリスト同士による質疑応答、質問や感想など会場からの発言とパネリストによる回答、まとめという形で進む予定。第3部に先立ち、会場の参加者には報告要旨とともに質問用紙も配られる。

 当日の進行は主に朝鮮語で行われるが、朝鮮語の分からない同胞のために日本語の同時通訳を入れる。小さい子供を持つ女性のために託児所も設けられる。

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 日時=11月14日(土)
 開場=午後1時30分
 開会=午後2時
 場所=早稲田大学国際会議場(地下鉄東西線早稲田駅下車、徒歩8分、都電荒川線早稲田駅すぐ)
 参加費=無料
 問い合わせ=総聯各本部・支部