米国が朝米基本合意文を破棄するのなら止めぬ/共和国外務省スポークスマン
共和国外務省スポークスマンは13日、議会をはじめ米国の一部強硬保守勢力が最近、「地下核施設」疑惑や「弾道ミサイル発射」などという共和国に対する言い掛かりをつけ、朝米基本合意文に沿って米政府が共和国に提供する重油資金を削減し、人道的食糧支援も考慮しなければならないと騒いでいることと関連し、談話を発表、次のように指摘した。
朝米基本合意文を破棄するのが米国の政策ならば、われわれもあえて食い止める考えはなく、合意文が米国側にとって不便と思えるならば、破棄しても差し支えない。
そうでなくても、朝鮮人民の間では、基本文がわれわれを持ち上げ骨抜きにするための「トロイの木馬」ではないかという疑心が深まっている。当該機関でも、これからは進ちょくもせず展望も見えない軽水炉提供や重油提供などの空約束に、これ以上耳を傾けることなく、合意文を放棄し、元来われわれが計画した朝鮮式で行こうと強硬に主張している。
われわれは、こうした朝鮮人民の感情と要求を考慮せざるを得ず、合意文が朝米関係で重要な合意文書となるからと言って、われわれを武装解除させる不当な圧力を受けてまでそれにすがりつくことはない。(朝鮮通信)