支援物資、該当地域で分配/共和国水害対策委員会
共和国水害対策委員会スポークスマンは5日、共和国で保健部門への緊急支援を行っていた国境なき医師団が活動を終え撤収したことと関連し、各国で事実に反する報道を行っていることについて朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
共和国政府は最近、農業生産能力を高めるための支援を国際社会に呼びかけたのに続き、保健部門への支援も農業部門同様自己能力を高める方向で利用するよう決定し、各国際機関と寄贈国に支援を要請した。
共和国政府のこのような政策に沿って水害対策委員会は8月初、今後の支援問題を協議するため訪朝した国境なき医師団のウィリアム・グラウス組織局長に、進行中の支援活動を終え次の段階では製薬生産を高めるのに必要な製薬原料を提供するよう要請した。
同組織局長は共和国の提案に理解を示しながら、同医師団は緊急支援形式で医薬品だけを提供しており、製薬原料などの提供は行っていないため、現行の支援活動が終われば撤収し、その代わりに製薬原料を提供する他の支援団体を紹介すると述べ、撤収した。
事実がこうであるにもかかわらず、米、英など一部の西側報道は、われわれが同医師団を追放したとか、栄養失調者の治療を許可せず、医薬品や食糧が軍隊や特定階層に回っているため支援を中止して撤収したとの報道を行っている。
また、ある寄贈団体は協力食糧が軍隊に回っていると主張しながら、共和国に対する食糧支援中止問題を騒いでいる。
今、共和国で活動している人道主義協力機構は、担当した協力地域に特別な問題がない限り、すべて現地に行き協力物質も該当地域にそのまま分配されている。(朝鮮通信)