視点
先日、東京・新宿支部で行われた金正日総書記推戴1周年記念講演会に行ってみると、最近の情勢を反映してか、いつにも増して多くの同胞たちが顔を出していた。
会では、国慶節行事に参加した商工人の祖国訪問報告が印象的だった。初の人工衛星打ち上げに沸く祖国の姿を目の当たりにして、彼は総書記の賢明な指導を実感したという。
巷間では防衛力を強化する共和国に対して「軍国主義」などと一方的に非難する向きもあるが、前出の商工人はそうしなければ祖国は今頃、米国から100発のミサイル攻撃を浴びたスーダンやアフガニスタンのようになっていたかもしれないと語る。社会主義を守る共和国抹殺を狙う米国の策動が執ように展開されているからだ。彼はまた、自力で食糧問題を解決するために努力する人々の姿も目撃したと話した。
日本にいると共和国バッシング報道の洪水の中で惑わされる人もいるのは確か。だが、その情報は一つとして共和国からじかに得たものはなく、憶測と偏見に満ちたものだ。人工衛星と判明した後も「ミサイル」説を崩さない日本政府の意を受け、「テポドン発射」などと書くマスコミを見れば分かる。だからこそ、祖国をじかに見て、人々とじかに接してきた人の話には説得力がある。
共和国の人工衛星打ち上げ後、各地の総聯機関では一斉に講演会が開かれている。そこでは、日本のマスコミからは得られない正しい情報を知ることができる。 (聖)