大阪で第3回ウリキョレ女性展
第3回ウリキョレ女性展(女性展「ウリキョレ」開催実行委員会主催)が9月10〜13日に大阪市内にある大阪国際交流センターで行われた。大阪府下の同胞女性らが立場と世代を越え、「ハナロ」(一つに)を合い言葉に開いている美術展で、今回は47人が113点の作品を出品した。
1992年に東京で行われた「日本の戦後補償に関する国際公聴会」で、「従軍慰安婦」被害者の南北のハルモニがしっかりと抱き合う様子を描いた「分断をこえて」(油絵・廉命任)や、「統一を祝う」(油絵・金子宝)などは、統一への渇望を力強く訴えていた。
また、作品は油絵のほかに、朝鮮画、水彩画、東洋画、版画、書芸、写真、アートフラワー、ステンドグラス、刺繍など14種におよび、見る人を楽しませた。
同実行委では第1回以降、「マンナム(出会い)の水曜会」をつくって2ヵ月に1度ずつ集まり、参加者の輪を広げてきた。
実行委の黄河春事務局長は、「今後も同胞女性の触れ合いの輪を広げ、民族性を守って行きたい」と話していた。