東京と大阪の総聯委員長 都、府知事に要請/朝鮮学校への処遇改善を
総聯中央の「秉斗副議長兼東京都本部委員長は19日、都本部の活動家らと都庁を訪ね青島幸男都知事に新年のあいさつをした。
「委員長は、超党派の東京・ピョンヤン友好交流会議代表団が共和国を訪問するなど昨年は、朝・日首都市民らの友好が高まり、都が共和国被災民に対し、多くの支援を寄せてくれたことに感謝した。
青島知事は、昨年64人の代表団が訪朝した際、共和国で温かい歓待を受けたことに感謝した。また、今後多くの人の意見を都政に反映していくとして、総聯の協力も求めていきたいと述べた。
続いて都商工会、女性同盟本部、都教育会など各団体の代表らが、同胞企業への制度融資を引き続き行うことや、朝鮮学校を1条校に準ずる学校として扱い、教育助成金を増額してくれるよう求めるとともに朝鮮学校卒業生に国立大学受験資格を認めてくれるよう要請した。
一方、総聯中央の呉秀珍副議長兼大阪府本部委員長をはじめとする本部の代表団と団体、事業体、府教育会、金融機関の活動家ら9人も12日、大阪府庁を訪ね横山ノック知事と会い、新年のあいさつを交わした。
呉委員長は昨年、総聯府本部が開いた金正日総書記推戴祝賀宴に知事がメッセージを寄せてくれたことに感謝し、また朝鮮学校に対する教育助成金を約2200万円増額し、現在、2億5900万円の助成金が府から支給されていることに謝意を表した。そして、今年も引き続き民族教育の発展に協力を願うと要請した。
横山知事は、同胞高齢者の独自の給付措置を解決するのに尽力すると述べた。