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韓徳銖議長在日同胞に新年のあいさつ/民族復興の新時代を


 総聯中央の韓徳銖議長は新年チュチェ87(1998)年を迎え1日、在日同胞に要旨次のようなあいさつを送った。

 昨年は全民族の念願が実現し、金正日朝鮮労働党総書記推戴の歴史的な年であり、これまでになく厳しい困難を乗り越え、在日朝鮮人運動で新たな前進をもたらした勝利の年だった。

 金正日総書記は昨年、新年の祝電を送ったのをはじめ、歴史的要求に沿って私たちの運動がさらに発展できるよう指導した。さらに祖国が数年来の自然災害を克服するための厳しいたたかいを繰り広げている中で、教育援助費と奨学金が送られた。

 私たちは昨年10月18日、東京で2万5000人の参加のもとに行われた在日同胞大祝典をはじめ、総書記推戴を民族的慶事として、各地で盛大に祝った。

 また女性同盟結成50周年記念行事をはじめ、2600余回にわたって行われた大衆的な文化・体育行事を通じて、同胞らに祖国と総聯の愛国運動に対する信念と勇気を与え、どのような苦しい環境のもとでも活気と楽観に満ち、前進を続ける総聯の一心団結の力を示した。

 総書記に従う熱い決意と社会主義祖国と総聯の愛国事業に対する信念を固めたことは、昨年の総聯事業で収めたもっとも貴重な成果だった。

 私たちは「同胞訪問、奉仕、団結 3ヵ月運動」を繰り広げ、期間中に8万2000余戸を訪問、11万余人の各界各層同胞と対話するなど、同胞との交流と接触の幅を画期的に広めた。また、同胞の民族性、生活と権利を守る運動では、朝鮮学校の処遇改善を求める140余万人の支持署名を集めた。混迷を深める日本の経済環境の中でも、3つの朝鮮学校で新校舎が建設されたほか、各地で校舎改築が行われ、東京朝鮮中高級学校の新校舎建設も推進されている。南朝鮮当局と民団中央の「参政権」策動を粉砕するたたかいでも大きな成果を上げた。

 今年は金正日総書記の思想と政治が全面的に具現され、民族復興の時代に入る最初の年だ。朝米、朝・日関係改善と祖国統一事業でも画期的転換が起こるだろう。また共和国建国50周年を記念することにもなる。

 私たちは総書記の歴史的書簡を貫徹し、在日朝鮮人運動発展で全面的な転換の契機を拓く第18回全体大会を開く。

 これらの出来事は、民族復興の新時代を輝かせる私たちのたたかいで重要で新たな出発、転換点になるだろう。

 一方、私たちの前進を喜ばない内外反動の策動はさらに悪らつさを増し、日本の経済環境もいっそう厳しくなることが予想される。

 そうであるほど、総書記を戴いた民族的誇りと、未来の勝利に対する確信を持ち、総聯の周りに団結して支部を拠点とする同胞地域社会で民族の魂を守り、助け合っていかねばならない。

 今年も民主主義民族教育をはじめ民族権利を守り、社会主義祖国の繁栄と祖国統一事業、朝・日関係改善など、諸般の運動を時代の要求に合わせて発展させねばならない。

 すべての総聯活動家は昨年以上に同胞の中に深く入り、同胞と苦楽をともにして働く決心を固めている。