横浜で共和国の水害支援のためのチャリティーコンサート


 共和国の水害支援のためのチャリティーコンサート「アリランの国の人々に微笑みを」(主催=曹洞宗国際ボランティア会)が24日、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺の仏殿前特設ステージで行われた。

 同コンサートは「花 すべての人の心に花を」で知られる沖縄出身の世界的ミュージシャン、喜納昌吉さんが、「困っている隣人を助けることは当然」と発起し実現したもので、在日同胞と日本市民ら700余人が鑑賞した。

 会場を訪れた三浦保之さんは、「武力を行使し『平和』を遂げようとする日本政府の政策は、食糧支援を政治利用することにもつながり、不満に思っている。水害支援は純粋に、その国に住む人々の心と心をつなぐものでなければ」と語っていた。

 曹洞宗国際ボランティア会では今年8月、白米など1万9501.7キログラムの食糧を支援の第1陣として送ったほか、10月末までにコメ10万トンを集めることを目標に掲げ、幅広い活動を繰り広げている。

 この日の収益金は約200万円で、ほかにも380余キログラムの白米と玄米が寄せられた。