味じまん
居酒屋ひょうたん島(東京都新宿区)
刺身料理がメインの居酒屋「ひょうたん島」。代表取締役社長の金大雄さん(41)が「サラリーマンの街、神楽坂」に目をつけ、11年前、新規オープンした。 自慢は新鮮な素材。魚も野菜も、「その日仕入れたものをその日のうちに調理する」ことに徹底的にこだわる。「これが当たり前のようで、手間隙がかかる。でもこれこそが、飲食業の鉄則」と言い切る金さんは、冷凍品は一切使用しない。
「看板」の刺身は、6種の固定メニューのほかに、毎日7品の「本日のおすすめ」がある。これは金さん自ら朝市に出向き、「良かったもの」を厳選。土佐造りや朝鮮風味付などのアレンジが、「9割を占める」という常連客にも喜ばれている。
珍メニューは、きつねコロッケ。じゃがいもと合挽肉、たまねぎ、バターなどの具を、いなりを作る要領で油あげの中に入れてようじで止め、揚げたもので、カリッとした歯ごたえが「子供から年配の方まで幅広い層に人気」という。
高麗人参エキスをお湯で薄め、焼酎と氷で割った高麗人参ハイは、人参独特の匂いがほとんどないうえ「元気が出る」と好評。手作りの旬のぬか漬けや、一口サイズの手まり寿司なども、ぜひ賞味してほしい。
※営業時間PM5時〜11時(10時20分ラストオーダー)。日曜日・祝日定休。JR飯田橋駅下車徒歩1分。TEL 03−3260−2512