総聯愛媛・東予朝鮮会館が新築


 総聯愛媛・東予朝鮮会館の新築竣工を祝う集いが7日、新居浜市の同会館で行われた。新会館は延建築面積156坪、鉄筋2階建てで、2階に総聯支部事務所を設けた。1階はテナントになっている。

 新居浜市を中心とする東予地域には、日本帝国主義時代に住友金属会社の別子鉱山に多くの同胞が徴用されたことと関連し、解放前後に県下の半分以上の同胞が住んでいた。現在住んでいる同胞も大半はその子孫だ。

 集いには李東烈・総聯県本部委員長、申徳川・東予支部委員長をはじめ管下の活動家と同胞、四国地方の各総聯本部委員長と日本人士ら70余人が参加した。

 申委員長が経過報告を行い、李県本部委員長が祝辞を述べた。李委員長は、同胞生活と愛国活動の拠点として、また2、3世が、1世の業績と財産を4、5世へと継承するために新築された会館竣工の意義について強調しながら、愛媛の愛国運動発展のためにこれからも尽力するよう呼びかけた。

 続いて伊予三島市議会の高橋剛議員をはじめ日本人士らが祝辞を述べた。総聯中央と各単位、個人から送られた祝電が紹介された後、会館建設に協力した日本の業者に感謝状が伝達された。

 2部では祝賀宴が開かれた。同支部の歴代委員長が祝辞を述べ、次代に素晴らしい遺産を残してくれたことに感謝しながら、同地域の同胞が団結した力で愛国の代を継いでいく期待に言及した。