南北、海外学者が北京で統一会議/民族自主と政治的和解を
北と南、海外同胞学者の統一会議が8月29〜30日、北京で行われ、共和国社会科学院の金哲植第一副院長を団長とする北側代表団、南朝鮮の「統一学術会議」の白ヨンチョル会長を団長とする南側代表団、ドイツ・フンボルト大学の宋ドゥリュル教授をはじめとする海外同胞学者らが参加した。
参加者らは、民族自主と政治的和解、平和と安全保障、民族大団結と協力など、祖国統一を実現するうえで提起される諸問題について幅広い討論を行い、民族の自主と平和、団結と協力のための原則的問題と実践方途について討議。自主、平和統一、民族大団結の祖国統一3大原則の実践意志を再確認し、一連の原則的問題について意見一致を見た。
参加者らは、南北、海外の同胞学者らが席をともにし、平和と統一問題について率直に議論を交わすことが、互いの理解を深め、民族的和解と団結を実現し、平和と統一問題を同胞の志向と要求に合わせて解決するうえで有益な機会となると認め、今後もこうした会議を続けていくことにした。
北側代表は、祖国統一3大原則の重要性について強調。何よりも民族自主の原則を徹底的に具現すべきだと指摘した。
また平和問題と関連しては、 @米国による朝鮮半島の軍事的緊張の高まりを阻止し、駐南朝鮮米軍を一日も早く撤収 A外部からの兵器搬入と同族に反対する大規模軍事演習に反対 B統一は連邦制方式で実現――すべきだと述べた。
さらに、全同胞が一つに団結することが、われわれが望む祖国統一であると指摘し、民族大団結は祖国統一の基本だと指摘。統一を実現するうえで、金正日書記の労作「革命と建設で主体性と民族性を固守するために」「偉大な領袖金日成同志の祖国統一遺訓を徹底的に貫徹しよう」が持つ意義について強調した。
南側、海外の代表らは、国の平和と平和統一を実現するためには、外勢の干渉を克服し、民族の力を一つに合わせなくてはならず、そのためには民族的信頼と和解を図り、北と南が互いに協力して共存共栄の道に進むべきだと指摘した。
また、学者たちが時代の「傍観者」とならず、国の統一のために頭を悩ませ、努力すべきだと述べた。(朝鮮通信)