共和国創建49周年記念在日朝鮮学生中央体育大会/東京朝高と東大阪朝中が総合優勝


 朝鮮民主主義人民共和国創建49周年記念在日朝鮮学生中央体育大会が2〜4日、東京・世田谷区の駒沢陸上競技場をはじめ都内および近郊の体育館、グラウンドで行われた。今大会には12の高級学校と各地方予選を勝ち抜いた43の中級学校、関東地方の初級学校から3500余人が参加。高級部12種目、中級部8種目で熱戦が繰り広げられた結果、高級部では東京朝高が総合優勝し、2位に大阪、3位に神戸が入った。中級部では東大阪が総合優勝、東京と中大阪がそれぞれ2位と3位に入った。

 今大会は、1994年のインターハイ出場に続いて、今年初めて日本の全国中学校体育大会に朝鮮中級学校の生徒が出場し優秀な成績を収めたことから、関係者や父母、同胞らのひときわ高い関心を集めた。

 競技別では中級部サッカー部門で、全国大会ベスト16の東大阪朝中が圧倒的な実力を見せつけ3連覇を達成した。中級部男子バレー部門では同校の男子生徒9人全員が部員という和歌山朝中が2年連続で準優勝、高級部サッカー部門で昨年29年ぶりに優勝した大阪朝高が2連覇を達成するなどの健闘が注目を集めた。

 なお初日の開会式では、今夏の全国学生体育大会で優秀な成績を上げた、大阪朝高ボクシング部の崔正訓選手(インターハイ3位)、北海道朝中重量挙げ部の朴徳貴(中学生重量挙げ大会優勝)、「良哲(同3位)選手、全国大会ベスト16に入った東大阪中級部サッカー部の選手らに、総聯中央常任委員会から記念品と奨励金がそれぞれ伝達された。

 総聯中央の金守植副議長と「秉斗副議長兼東京都本部委員長、朝青中央の朴久好委員長、体育連盟の白宗元会長、関東地方の総聯本部委員長ら、各団体、事業体責任者をはじめ関係者と同胞ら6500余人が期間中、競技を観戦した。