関東大震災の朝鮮人犠牲者 追悼碑の建立を/神奈川県の朝日関係者、知事らに要請


 神奈川県関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑建立推進委員会の「道元・朝鮮人側代表、露木喜一郎・日本人側代表らは1日、神奈川県庁、横浜市庁、川崎市庁を訪れ、追悼碑の建立や、歴史的事実を記した参考書の教育現場への設置などを求める、県知事、両市長あての要請書を提出した。

 代表らは、震災から74年が過ぎた今もなお、県下には追悼碑がなく、慰霊祭も行われていないと述べ、歴史的事実を風化させないためにも、行政が責任をもって追悼碑を建てるべきだと語った。

 県史によると、県下の朝鮮人犠牲者は2000人に達するが、関連文書の焼失などにより、これまで真相が明らかにされてこなかった。