入北は自らの意思/呉益済氏が平壌で会見


 南朝鮮の「新政治国民会議」常任顧問、自主平和統一民族会議顧問、南朝鮮天道教中央総部元教領の呉益済氏は8月29日、平壌で内外記者と会見し、南と決別し入北を決行したのは一時的な衝動や偶然の発想ではなく、かねてから抱いてきた決意を行動に移したものであり、誰の手助けや介入もなく、自らの意思で単独で決行したことを明らかにすると語った。

 呉氏は、南では自由な統一運動ができず、当局の監視と迫害の対象になると指摘。北の同胞が統一の意志を曲げずに力強く歩んでいる姿に感銘し、統一運動は金日成主席の遺訓を受け継ぎ、金正日書記が指導する北でこそ成し遂げられるとの信念を固めたと語った。

 また、北には愛国と正義が生きており、民族の将来が確約されているが、米国が支配する南には民族自主も愛国心もないと述べ、南には従うに値する指導者は存在しないが、北には民族のすぐれた指導者がいると語った。

 呉氏は、入北は民族的良心と政治的自覚によるものだと強調し、北の現実を直接見て、北は必ず成功し繁栄するとの確信を持ったと語った。(朝鮮通信)