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温かい仲間に囲まれて

 新春から新たなメンバーでスタートした本欄を見て、心温まる感想を述べてくれた皆さん、コマプスムニダ!

 子どもを育てながら働くオンマとして、連載を引き受け、あらためて先輩オンマたちのすごさや、いろんな人たちにアドバイスしてもらえるありがたさを噛み締め、また、これから子どもを授かり育児をしていくであろう既婚者たちに、何か少しでもエールを送ることができればと思っている。

 私の夫も同じく金剛山歌劇団で指揮者をしている。

 学生時代から民族管楽器のタンソを演奏していて、演奏者の顔も持つ。

 休日にはよく子どもを連れて練習場に向かう。

 最初は、子どもにとってはもっと楽しい場所があり、練習につき合わせるのは申し訳ない…との思いもあったが、今、子どもは劇団が大好きだ。

 舞踊部のオンニたちと同じ黒いチマをはき、音楽に合わせて踊り、マイクを持って民謡を熱唱している。

 温かい劇団員たちに囲まれて、自然に朝鮮人としての心が芽生え成長していく子どもの姿をうれしく思い、辛いことがあってもこの仕事を続けていてよかったと夫婦でしみじみ感じている。

 劇団の先輩、仲間、後輩たちはいつも嫌な顔もせず子どもを迎え、時には面倒も見てくれる。

 本当にみんなに支えられて、感謝感謝の日々である。(文淑礼、舞踊家)

[朝鮮新報 2011.2.25]