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「本当かな」

 誰しも、右肩の上に「神様」がいるそうだ。

 「その人だけの神様」が。そう言ったのは、月一回来社する会計士のYさんだ。

 知り合って3年目くらいから、急に彼女は「神様」について語りだした。最初は頭がどうかしてしまったのかと心配になった。

 でも、それを語りだしてからの彼女の発言には共感すべき点が非常に多いのだ。

 彼女は「物事は捉え方次第」だと言う。ネガティブで何でも人のせいにし、不平不満ばかりを言っていると不幸が自分の周りに集まってくるそうだ。

 夢を持ち、それが叶うことを強く信じ、淡々とすべきことをこなす。うまくいかずとも、原因を自分の中から見出し、さ細なことでも感謝の気持ちを持ち淡々と前に進む。そういう人を、右肩の上にいる「神様」は必ず応援してくれるらしい。

 本当かな。本当だったらいいな。私は宗教を信仰しないが、とにかく、「物事は捉え方次第」というその部分だけはしっかりインプットさせてもらった。

 2月生まれの私は、ついこの前39歳の誕生日を迎えた。来年は40代!

 叶った夢もあるけど、まだ叶わぬ大きな夢や小さな夢がたくさんある。中にはどうしてもあきらめられない夢もある。いくつになっても夢は全部叶えたい。

これからも、夢を胸に、感謝の気持ちを忘れず淡々と歩いていきたい。(申民福、会社員)

[朝鮮新報 2011.2.18]