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春・夏・秋・冬

 ソウル中央地検が、全国教職員労働組合に所属する教員を「北に追従する団体に加入し利敵活動を行っていた」という「国家保安法」違反の容疑で、刑事訴追することが9日までに明らかになった。検察は、「連邦制による統一を成し遂げよう」という内容を含む「北を称賛するメールをやりとりした」ということについて捜査をしているという

▼この教員は、以前にも05年5月に行われた「南側統一愛国烈士追悼祭」で、子どもたちに「戦争の危険をもたらす外国勢力を追放し、わが民族同士で統一しよう」などのスローガンを叫ばせた「罪」で起訴された。しかし、昨年行われた1審と2審では、当然のことながら無罪となった

▼一方、警察庁保安3課は4日、6.15共同宣言実践南側委員会青年学生本部の執行委員長を、その活動と訪北などが「国家保安法」違反の疑いがあるとして、家宅捜索を行った。李明博政権発足後、北南関係は急速に悪化した。統一を志向する進歩勢力に対する弾圧も日を追うごとに激しくなっている

▼6.15、10.4の両宣言に逆行することをしておきながら、最近になって北への対話のポーズをとりはじめた李明博大統領だが、言動不一致も甚だしい。北南対話を求める中国や米国などの動きに合わせたつもりなのだろうが、周辺諸国はもちろんのこと、肝心の北側から相手にされるはずもない。(国)

[朝鮮新報 2011.5.11]