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春・夏・秋・冬

 「国民のみなさん、われらが誇らしき青海部隊がついにやりました。私は昨日午後5時12分、国防部長官に人質救出作戦を命令し、わが軍は厳しい条件下でも作戦を完璧に遂行しました」。李明博大統領は21日、ソマリアの海賊に乗っ取られた商船・三湖ジュエリー号の救出作戦に成功したことを受け、誇らしげに談話を発表した。しかし時間が経つにつれ、「アデン湾の黎明」と名付けられたこの作戦が多くの問題点をはらんでいたことが露呈し始めた

▼国防部の発表では、この作戦により船長が「負傷したが命に別状はない」ということだったが、船長が搬送されたオマーンの病院の関係者を取材したKBSは、「(船長が)人工呼吸器に頼っているが、峠は越えた」と報じた。また、海軍の兵士3人が負傷したことについては、国防部が報道規制をかけた

▼朝鮮日報は22日、「政権レベルでは『天安』号と延坪島に続き、今回も弱腰な姿勢を見せた場合、『安保無能政権』という批判を避けられないという判断があった」と報道。外交・安保担当者の話として、「犠牲者が出ても強行しなければならないと何かに追われるような雰囲気だった」と伝えた

▼市民の生命を危険にさらしてでも、政権浮揚に躍起になっている李明博政権。このような政権が南朝鮮の人々から支持を得られるわけもなく、国内外から厳しい立場に立たされるだろう。(国)

[朝鮮新報 2011.1.26]