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胡錦濤主席とオバマ大統領が首脳会談を行い、朝鮮半島の平和と安定、非核化実現のための「共同努力」を表明した。ワシントンで発表された共同声明には「真摯で建設的な北南対話が必須の措置」との記述もある。北東アジアの国際政治に影響力を持つ両大国が、「対立」から「対話」への局面転換を確認した ▼朝鮮問題に関する声明のくだりは抽象的で、両首脳の会見内容も「同床異夢」の趣を感じさせたとの指摘もある。それでも米国が「政策転換」を余儀なくされたことは疑いのない事実だ。世界の面前で「対話の必要性」を公言した以上、オバマ政権は朝鮮半島の軍事的対立を煽る行為を繰り返せなくなった ▼米国は北南分断の元凶であり、朝鮮半島の平和構築に責任を果たすべき停戦協定締結国だ。中国との首脳外交で米国が朝鮮問題を緊要な外交課題として取り上げたことは重大な意味を持つ。もう一つの停戦協定締結国である中国の胡主席は、今回の会談で朝鮮半島と北東アジアの平和のために「関連当事者たちとの協力を強化する」ことを議論したことを明らかにしている ▼「当事者」である北南朝鮮にとっては大きな機会だ。米中首脳会談の直後、北側は高位級軍事会談の開催を提案し、南側も受け入れた。国際社会が求める「真摯で建設的な対話」を着実に重ね、朝鮮半島の平和と統一への道筋を内外に示すべきときだ。(永) [朝鮮新報 2011.1.21] |