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春・夏・秋・冬

 大阪朝高ラグビー部の「全国大会」2年連続4強入りという明るいニュースで幕を開けた2011年。「高校無償化」問題をはじめ陰湿で執ような日本当局の在日朝鮮人政策により、厳しい状況に置かれていた昨年の憂さを晴らしてくれた選手たちの活躍に涙し、喜びに浸った人も多いだろう

▼在日同胞社会はもちろん朝鮮半島を取り巻く情勢も緊迫した。「天安」号沈没事件や延坪島砲撃事件など米国と南朝鮮の策動で、いつ全面戦争となってもおかしくない状況が作り出された。しかし朝鮮の自制と忍耐により、最悪のシナリオだけは免れた

▼このような緊張状態を打開しようと、北側は南側との対話姿勢を鮮明に打ち出した。6者会談メンバーである中国や米国も、朝鮮半島情勢についての議論を深めているという。前原外相も日朝直接対話に言及した。「強盛大国の大門」を開く2012年の前年である今年、朝鮮半島情勢では大きな転換がなされることが期待される

▼朝鮮の3紙共同社説は、再び軽工業に拍車を掛け人民生活の向上と強盛大国の建設で決定的な転換を起こすことを訴えた。在日朝鮮人社会にとっても、今年は愛族愛国運動の発展で決定的転換をもたらすべき重要な年である。在日同胞の全般的な権利を勝ち取らなければならない。こうした活動に貢献できるよう、今年も微力ながら精一杯の努力を傾けたい。(国)

[朝鮮新報 2011.1.12]