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スポーツプログラム展 競技、育成を科学化

 国内で初となる全国スポーツプログラム展示会が4月26日〜5月3日まで平壌体育館で催された。(写真:朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 体育省のパク・ヒョンチョル責任部員(39)によると、開催の目的は、国内のスポーツ科学者たちが開発したソフトウェアを広く紹介宣伝し、実践に積極的に導入することにあるという。

 展示会には、体育科学院、陸海運省体育団、朝鮮体育大学など各団体が最近開発したトレーニング・コントロールおよび試合分析支援ソフト、マルチメディアの教授ソフト、経営業務ソフトをはじめ130件以上のソフトが出品された。

 サッカーのスピード発達トレーニング支援プログラム「克服1.0」、監督資質評価プログラム、精神集中トレーニングプログラム、重量挙げトレーニングおよび試合分析支援システム、ジュニア選手選抜測定システム、マルチメディアサッカー教育支援ソフトなどが好評を博した。

 その中でも、射撃競技のリアルタイム・コントロール支援システム「命中3.0」やマラソントレーニングコントロールおよび競技分析サポートシステム「勝敗2.0」、身体能力分析システムなどは、現在、国内の多くの体育団と教育機関に導入され、国内外の競技で好成績をあげることに貢献している。

人気を集めた身体能力分析システム

 身体能力分析システムは、今回の展示会で最優秀作品に輝いた。

 このソフトは、アスリートたちの身体能力の水準と身体の状態を迅速かつ正確に評価し、選手選抜とトレーニングを科学化する上で役立っている。

 このシステムは、ランニングおよび自転車運動機材から測定される心拍動数、運動速度、運動距離、カロリー、運動時間のような基礎指標から計算してデータベース化する。

 今回の展示会は、国家のスポーツ技術発展のために努めている各地スポーツプログラム開発者間の意義深い協力と交流の場になった。

 体育省関係者によると、全国スポーツプログラム展示会は今後、毎年開かれるという。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.5.18]