top_rogo.gif (16396 bytes)

京都府青商会チャリティーゴルフ、青商会史上最大規模で開催

朝鮮学校支援、被災地復興支援

表彰式の様子

 京都府青商会結成15周年を記念する第11回京都府青商会チャリティーゴルフ大会「ミレCUP2011」が13日、瀬田ゴルフコース(滋賀・大津)で開催された。

 朝鮮学校を支援するとともに、東日本大震災の被災者を救援する趣旨に賛同した会員をはじめとする同胞、日本市民ら555人がプレーに参加した。青商会史上最多の参加人数で、同ゴルフ場にとっても最大規模のコンペとなった。

 大会で集まったチャリティーにより、例年通り京都府と滋賀県の朝鮮学校の新入生、入園児に制服、体操着などがプレゼントされたほか、今年は京都朝鮮中高級学校中級部に進学した女生徒にも第1制服のチマ・チョゴリが贈呈された。また、チャリティーの一部は東日本大震災の復興支援にも充てられた。

 府青商会の金義広会長は、記録的な参加人数となったことについて「会員たちの熱意のおかげだ」と強調した。会員たちは同級生や仕事で付き合いのある日本市民らに幅広く参加を呼びかけた。「後輩たちががんばっている姿を見て、OBの先輩方も惜しみなく協力してくれた」という。

大会実行委員会のメンバーたち

 大会実行委員長の洪勝之副会長(府青商会民族教育支援委員会委員長)は「学校や地域同胞社会のために誰よりも早く動く会長や先輩たちの姿を見て、『青商会はかっこええ』という憧れが広がっているようだ」と語った。

 李憲福直前会長は「去年の記録を跡形もなく超えてくれて、気持ちがいい」と晴れ晴れとした表情で語り、後輩たちのがんばりに敬意を表した。

 表彰式では、青商会の活動紹介や被災地に行った府青商会救援隊の活動をまとめた映像が上映された。また、京都市青少年科学センターにフォトフレームを寄贈した府青商会に市教育委員会から感謝状が贈られた。

 同ゴルフ場の支配人は「震災以降、コンペや予約のキャンセルが相次いだが、今回、3コースすべて貸し切りという記録的なチャリティーを開催していただき、力と勇気をもらった」と感謝した。

 先頭の組は朝7時25分スタート、最終組がホールアウトした時は午後6時を超えていた。長丁場となった大会を府青商会役員と朝青本部の活動家らが運営した。(李泰鎬)

[朝鮮新報 2011.4.18]