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朝鮮・女子最上級リーグ1次競技 烽火山チームが初優勝

試合に臨む烽火山の選手たち

 朝鮮の女子国内最上級サッカーリーグの1次競技(2月21日〜3月9日)が、平壌の金日成競技場で行われ、開幕前の専門家たちの予想を覆し、烽火山チームが初優勝した。

 1次競技には、4.25、鯉明水、鴨緑江、小白水、平壌、烽火山、月尾島、つばめの計8チームが参加し、リーグ戦を繰り広げ、烽火山は全7戦を5勝2分の無敗で優勝した。

 昨年、1部リーグで優勝した烽火山は今年初めて最上級リーグへの出場を果たした。今回の1次競技日程が発表されると、専門家やファンたちは、昨年の最上級リーグ上位チームである鯉明水、小白水、鴨緑江などの強豪チームを優勝候補に推し、その中でも5連覇を達成した4.25が優勝候補筆頭だった。

 しかしリーグが始まると、周囲の目が一変した。烽火山は第1戦、第2戦で、強豪チームとして知られる鴨緑江と平壌をそれぞれ2−1で下して波に乗ると、第4戦では国内最強チームとして名高い4.25を1−0で完封し、周囲を驚かせた。

 烽火山の選手は平均年齢が22.5歳と若いが、フィジカル、技術、戦術面で他チームを圧倒した。ゲームでは中盤の掌握に重点を置きながら、バランスよくスピーディーに守備から攻撃へと移行し、両サイドをつく攻撃で得点を重ねた。

 FWのキム・ジョラン選手、MFのファン・グミ選手、チェ・ウナ選手、チェ・ジョンファ選手、DFのホン・ジョンファ選手、キム・ヒャンミ選手がレベルの高いプレーを見せ注目を集めた。とくに素早いドリブルと正確なシュートを見せたMFのファン選手は、非凡なゲームメイクを披露し、チームの優勝に大きく貢献した。

 烽火山は、9日に行われた鯉明水との最後の試合でもゲームを完全に掌握、4−0で圧勝し、その実力を証明して見せた。

 烽火山のチェ・ナムシク監督(46)は「初優勝に満足することなく、これから2次競技でも優勝するために最善を尽くしたい」と話した。

 今回の競技では、鴨緑江が2位、小白水が3位に入った。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.3.16]